Erendira
#エレンディラ by ガルシア・マルケス
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ガルシア・マルケスの短編集。六つの短編とひとつの中篇からなる本。
2年ほど前の夏が終わり、秋が始まるまでの間の暑い日に読んだ。
コムズカシイかんじなのかなと先入観があったんだけど、全然そんなことはなくて。めちゃ、読みやすい。はいっていける。昔話とか、怪談、そんなふうな。実際、作者のガルシア・マルケスは子供の頃、おばあちゃんから聞いた物語、あのかんじで作品を書いてみようと思ってかいたらしい。昔、おばあちゃんから聞いた物語が原点といえば、漫画家のミズキ先生もウメズ先生もそうだったんじゃないかしら。どうなのかしら。そうなのかしら。うろおぼえながらそんなことをなにかで知ったと思う。で、このガルシア・マルケス短編集、面白いよってことで。この本は解説も興味深く楽しめた。暴力も貧困も書いているんだけど、そこにあるものはある。という、フラットな目線で描写されていく文章がよい。ぜひ。
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